阪神淡路大震災 20 周年事業

加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸 2015

「被災地におけるローカル・コモンズの再生~岩手県大槌町における復興過程から~」(シンポジウム) 

日時:1月10日(土)13:30~16:00
会場:303号室(3F) ※関連企画



「被災地におけるローカル・コモンズの再生~岩手県大槌町における復興過程から~」
基調講演 :秋道智彌(総合地球環境学研究所名誉教授/生態人類学)
話題提供1:鷲見哲也(大同工業大学工学部建築学科准教授/流域水文学)
話題提供2:池ノ谷伸吾( 一般社団法人和 RING-PROJECT代表/大槌町)
話題提供3:小池淳司(神戸大学大学院工学研究科・教授/土木計画)
コメンテーター
山崎寿一(神戸大学大学院工学研究科・教授/農村計画)
井料隆雅(神戸大学大学院工学研究科・教授/土木計画)
モデレーター
槻橋 修(神戸大学大学院工学研究科・准教授/建築デザイン)


東日本大震災からまもなく4年を迎え、国が定めた集中的復興期間の5年間も残り1年あまりとなった。防潮堤建設や土地の嵩上げ、住宅再建など、取り組むべき課題は山積し、複雑に絡み合い、被災地に暮らす人々にとって復興への実感を得られない日々が続いている。また、復興後には人口減少のみならず街の姿も大きな変容が余儀なくされる中で、地域コミュニティを再生していくためには、その土地に長く培われてきた有形無形の共有資源(=ローカル・コモンズ)の再生が極めて重要になってくる。このシンポジウムでは、岩手県大槌町の復興現場におけるローカル・コモンズ再生の取り組みを事例として取り上げ、民族学、計画学、政策理論、復興まちづくり等の観点からローカル・コモンズの再生による新しい地域再生モデルについて討論する。