阪神淡路大震災 20 周年事業

加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸 2015

平田達哉「あなたの記憶に灯をともす」

日時:1月10日(土)〜18日(日)
会場:(2F)

この立体作品は見る位置によって繁栄と墓標の両面の見かたができます。
鉛でできた家に封印された文明の記憶(内部に装飾やエンタシス柱が描かれ
ている)。かつての家の住人を待ち焦がれるかのようにLEDライトが点滅していて、灯火のゆらぎはあたかもそこに住んでいた人間の記憶のなごりにも見えます。各種放射線から鉛で保護された家(記憶装置)はLEDライトの点滅とともに半永久的に残ります。 繁栄と終末・人の不在を暗示することによって、人間の記憶と、それをこれから引き継がれなければならない未来への時間を表現しています。

平田達哉(美術家) 
1961年 北海道生まれ。83-84年 金沢美術工芸大学美術科油画専攻中退、スペイン渡航。91-93年 イタリア、ピアチェンツァにてウィリアム・キセラ氏に師事。2008年 第17回青木繁記念大賞展、優秀賞受賞。